子どもの矯正は取り外し式の矯正装置を用います
みなさまは「矯正装置」と聞くと、どんなものを想像するでしょうか?
子どもの矯正でも歯に四角いものをつけて金属のワイヤーを通す治療を想像していませんか?
当院の小児矯正では
いわゆる「床矯正」と呼ばれる取り外し式の矯正装置を使用していきます。
これは矯正治療の痛みもほぼない夜寝る時だけの取り外し式の装置です。
もちろん、ご両親の管理下で行っていただきますので、子どもでも大丈夫です。
拡大装置
真ん中にあるネジを回すことで、骨が横方向に広げていきます。
これにより、永久歯が生えるスペースを作っていく床矯正で一番オーソドックスな矯正装置です。
ネジを回すのは、お子様ではなくご自宅でご両親に行っていただきますので、ご安心ください。
しぼるプレート
前歯を奥にひっこめたい時や、空いているスペースをふさぎたい時に使います。
バイオネーター
下顎が小さいことによって出っ歯になってしまってる時に使用します。
下顎を前に誘導させることで、下顎の成長を促進させていくことで出っ歯を改善していきます。
ヘッドギア
奥歯を奥にひっぱって前方にスペースをつくり、でこぼこや前歯のでっぱりを改善していきます。
ブラケット装置
基本的には上記のような取り外し式の装置のみで行いますが、
どうしても取り外し式装置が使えない場合や、治療の途中で必要な場合にのみ使用していきます。
特に年齢的にアゴの成長が終わてしまっている時などは必要になることがあります。
ブラケット装置が必要な場合の例
①前歯2本の間のスキマが大きい場合
②受け口の場合
③開咬の場合
④顎(あご)と歯の大きさが、かなり不調和の場合