矯正歯科治療は特別な治療ではありません
現在、30代~40代のお父様、お母様が子どもの頃というのは矯正治療といえば
経済的に余裕のある家庭のクラスの中で数人が一人か二人が行うという印象をお持ちの方も多いかも知れません。
ですが、近年は事情がかなり異なってきています。
テレビなどでも特集されているように
「今の子どもはあごが細い」
「食事の時のかむ力が弱い」
というのは事実です。
30~40代の方たちが子どもの頃は普通に食事をしていれば、
あごが発達して正しい位置に歯が生えてくることが多かったのです。
ですので、矯正治療が必要な子どもも少なかったのです。
しかし、現代の子どもたちの食事事情は大きく変わってしまったのです。
やわらかい物ばかり食べているとあごが発達しません。
その結果、永久歯が生えてきても十分な出てくるスペースが足りなくなってしまうのです。
歯が生えるスペースがないと、当然永久歯が乱れて生えて来てしまい、歯並びが乱れてしまうのです。
アメリカなどでは子どもの矯正治療は当然行うものとしてとらえられていますが、
日本でもお子様がいるご家庭にとって矯正治療は他人事ではないのです。